アメリカ進出で最初にやるべきこと10選
- Mitsu Itakura

- 7月19日
- 読了時間: 5分
日本企業が失敗しないための準備リスト
アメリカ進出というと、現地法人の設立や英語サイトの制作から始める企業が少なくありません。
しかし、本当に最初にやるべきことは「誰に、何を、どのように売るのか」を整理することです。
アメリカは州や地域によって文化や市場が大きく異なります。日本で成功した商品でも、そのままでは通用しないことも珍しくありません。
ここでは、日本企業がアメリカ進出を検討する際、最初に確認しておきたい10項目をご紹介します。

1. アメリカ進出の目的を明確にする
まず決めるべきなのは、「アメリカへ行くこと」ではなく、アメリカで何を実現したいのかです。
例えば、最初の1年間で
売上を拡大したい
ブランド認知を高めたい
販売代理店を探したい
EC販売を始めたい
展示会で市場調査をしたい
目的が曖昧なままでは、法人設立や展示会出展などの施策がバラバラになってしまいます。
最初に整理しておきたいこと
進出目的
目標売上
予算
進出時期とその後のタイムテーブル
1年後の目標
簡潔に言語化しておくと良いと思います。
2. ターゲット顧客を具体的に決める
人種や購買層が多種多様なので、「アメリカ人向け」ではターゲットが広すぎます。
例えば同じ商品でも、
健康志向の人
日本文化が好きな人
富裕層
ギフト需要
レストラン
小売店
では、販売方法も価格も変わります。
整理しておきたい項目
年齢層
所得層
居住地域
ライフスタイル
購入理由
購入場所
競合商品
「誰でも売れる商品」だとしても、最初のお客様を決めることが重要です。
3. アメリカ市場と競合を調査する
日本で売れているからといって、アメリカでも売れるとは限りません。
最低限、次の項目は調査しましょう。
市場規模
成長性
競合ブランド
販売価格
販売チャネル
顧客レビュー
売れている理由
市場に足りないもの
特にAmazonなどのレビューを見ると、競合商品の強みや改善点が見えてきます。
飲食店の場合は Yelp! や Google Review が重要になります。
4. 自社商品の強みをアメリカ向けに整理する
日本企業は、
高品質
日本製
職人技
長い歴史
を強みに挙げることが多くあります。
もちろん魅力ですが、それだけでは「だから買いたい」とは思ってもらえません。
重要なのは、
商品の特徴ではなく、お客様が得られるメリットを伝えることです。
整理しておきたいポイント
競合との違い
顧客メリット
解決できる課題
購入する理由
日本ブランドである価値
5. 小さくテスト販売する
最初から法人設立や大量在庫はリスクや損失になりかねません。
まずは市場の反応を確認しましょう。
例えば、
展示会
ポップアップ
小売店でのテスト販売
サンプル提供
Amazon USでのテスト販売
インフルエンサー活用
確認すべきなのは売上だけではありません。
どんな人が興味を持ったか
価格は適切か
商品説明は伝わるか
パッケージは魅力的か
リピートが期待できるか
6. 販売価格と利益構造を計算する
日本価格をドル換算しただけでは利益が残らないことがあります。
考慮すべき費用は、
国際送料
関税
通関費
倉庫費
米国内送料
決済手数料
広告費
返品対応(日本とは返品率がかなり違う(高い)場合が多い)
卸売マージン
作っておきたい価格表
原価
輸送コスト
卸価格
希望小売価格
利益率
返品率予測
7. 規制・許認可・商標を確認する
商品によって必要な手続きは異なります。
特に、
食品
飲料
化粧品
サプリメント
子ども向け商品
電気製品
は事前確認が欠かせません。
確認したい項目
商品規制
ラベル表示
成分表示
輸入条件
商標
契約
税務
保険
法律や税務については専門家へ相談することをおすすめします。
8. 販売チャネルを選ぶ
商品によって最適な販売方法は異なります。
例えば、
自社EC
Amazon
小売店への卸売
販売代理店
ディストリビューター
展示会
ポップアップ
実店舗
最初から一つに絞らず、反応を見ながら調整していくことをお勧めします。
9. アメリカ向けWebサイトと販促資料を整える
日本語サイトを英訳しただけでは十分とは言えません。
アメリカの顧客やバイヤーが知りたい情報を用意しましょう。
Webサイトに掲載したい内容
商品の特徴
顧客メリット
価格
配送条件
返品ポリシー
会社情報
FAQ
レビュー
BtoBなら、
商品カタログ
Price List
MOQ
納期
ブランド紹介
も準備しておきたい資料です。
10. マーケティング計画を立てる
Webサイトを公開するだけでは商品は売れません。
集客、興味を持ってもらって購入してもらう、リピートしてもらうなどの施策計画を考えておきましょう。
例えば、
SEO
SNS
Google広告
Meta広告
メールマーケティング
PR
展示会
イベント
インフルエンサー
最低限決めておきたいこと
最初の6か月の目標
月間予算
使用するチャネル
KPI
効果測定方法
まとめ
アメリカ進出では、法人設立や英語サイト制作を急ぐよりも、まず市場を調査・理解すること。そして、ターゲットを明確にし、小さくテストすることが重要です。
市場の反応を見ながら商品説明、価格、販売チャネルを改善していくことで、進出リスクを大きく減らすことができます。
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