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カリフォルニア大学のブランディングがすごい?!

執筆者の写真: Miku KugimiyaMiku Kugimiya


アメリカで学生生活をすること3年になるのですが(UC Irvine 在籍)、アメリカの大学は教育の観点からだけでなく、ここの大学に行きたい!と思わせる工夫が沢山あります。その中でも特に突出していると感じるのがブランディングです。


各キャンパス独自のマスコットやグッズは日本の大学では見ることのないくらい完成度が高く、マーケティングとしても大きな役割を担っています。日本でもおしゃれアイテムの一つとして、大学名の入ったパーカーを着ている人を見かけますよね?そのくらいデザイン性がしっかりとしているので、アメリカ土産の定番になるくらいには大人気です。


そこで今回は、いくつかのカリフォルニア大学の主なマスコット、グッズ、そしてブランディングについて詳しく掘り下げてみました!



カリフォルニア大学システムの概要


カリフォルニア大学(University of California, UC)は1868年に設立され、当初はバークレーキャンパスが唯一の校舎でした。しかし、その後急速に拡大し、現在では10のキャンパスがカリフォルニア州内に設置されています。これらのキャンパスには、学問の自由と探究を促進する使命があり、世界中から優秀な学生や研究者を集めています。


各キャンパスのマスコットとブランディング

カリフォルニア大学システムには、各キャンパスごとに独自のマスコットがあり、学生のアイデンティティ形成や学校の誇りを象徴しています。ここでは、代表的なキャンパスについてそのマスコットとブランディングの特徴を紹介します!



カリフォルニア大学バークレー校 (UC Berkeley)




UCバークレーのマスコットは「Oski the Bear(オスキー・ザ・ベア)」です。オスキーは、1923年に登場し、学生たちに親しまれるキャラクターとなりました。この熊はカリフォルニア州の州旗に描かれたカリフォルニアグリズリーに由来しており、州の象徴でもあります。オスキーはバークレーのスポーツイベントなどで頻繁に登場し、大学の精神を象徴しています。



カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)




UCLAのマスコットは「Joe Bruin(ジョー・ブルーイン)」と「Josephine Bruin(ジョセフィン・ブルーイン)」という2匹の熊です。ブルーインは「熊」を意味し、カリフォルニアグリズリーの力強さを象徴しています。ジョー・ブルーインは1924年に登場し、その後ジョセフィン・ブルーインが加わり、男女ペアでUCLAの学生やファンに愛されています。UCLAのスポーツチームである「UCLAブルーインズ」はこのマスコットにちなんで名付けられました。



カリフォルニア大学アーバイン校 (UC Irvine)



UCアーバインのマスコットは「Peter the Anteater(ピーター・ザ・アリクイ)」です。アリクイがマスコットとして選ばれたのは、1965年、キャンパスが開校したばかりの頃に、UCIの学生たちが決めたものです。当時の学生たちは、伝統的な動物ではなく、ユーモアと個性を感じさせる動物をマスコットにしたいと考え、アリクイを採用しました。この選択は、学生たちのユニークさや独立精神を象徴するものとなり、今日でもUCIの象徴として広く愛されています。



カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UC San Diego)




UCサンディエゴのマスコットは「King Triton(キング・トリトン)」です。キング・トリトンはギリシャ神話に登場する海の神ポセイドンの息子であり、サンディエゴが太平洋に面した都市であることを反映しています。トリトンは1950年代にマスコットとして採用され、以来、スポーツイベントやキャンパスイベントで存在感を示しています。


カリフォルニア大学システムにおけるMerchの役割

UCシステムのMerchは、キャンパスごとの独自のマスコットやロゴ、校章、スローガンをフィーチャーしており、大学ブランドの一環として大きな役割があります。これらのグッズは、学生や卒業生が大学に対する誇りや愛着を示す方法でもあり、学生が自分の学校のグッズをよく身につけているのを見かけます。

さらに、UCのグッズは収益源としても重要です。これらの公式グッズの販売は、キャンパスの運営資金や奨学金の資金調達にも貢献しています。公式ショップで販売されるグッズには品質が保証されていて、デザインや素材はとてもクオリティが高いです。


パーカー

パーカーは、UCシステムのキャンパスで最も人気のある公式グッズの一つです。カジュアルかつ実用的なアイテムで、学生の日常生活でもよく見られます。


キーホルダー

キーホルダーは、カリフォルニア大学の人気のある小型グッズであり、気軽に購入できるアクセサリーとして広く親しまれています。各キャンパスのロゴやマスコットがモチーフとして使用されることが多く、シンプルながらも大学への愛着を示すためのアイテムとして重宝されています。


帽子(キャップ)

キャップは、大学スポーツチームの応援グッズとして非常に人気があります。キャンパスのロゴやマスコットが刺繍されたものが多く、デザインや色合いも多彩です。特に、キャップは日常的に使いやすいアイテムで、アウトドアやスポーツイベントでも広く着用されています。


その他のグッズ

UCの公式グッズはパーカーやキーホルダー、キャップにとどまらず、さまざまな商品がラインナップされています。

  • Tシャツ: 各キャンパスのロゴやマスコットをあしらったTシャツは、シンプルで着やすいデザインが多く、季節を問わず人気があります。特にスポーツイベントやオリエンテーション、卒業式などで配布される特別版Tシャツは学生にとって思い出作りに人気です。

  • ステッカー: ラップトップや水筒などに貼れるステッカーも、人気の高いアイテムです。UCバークレーのクマやUCLAのブルーインズ、UCサンディエゴのトリトンなど、各キャンパスの象徴が描かれたデザインは個性を表現するのに最適です。

  • トートバッグ: トートバッグは、キャンパスでの勉強や日常の買い物に便利なアイテムです。特にエコフレンドリーなキャンパスであるUCデービスでは、リサイクル素材やオーガニックコットンを使用したトートバッグが販売され、環境に配慮したデザインが学生に人気です。


まとめ

カリフォルニア大学の各キャンパスは、マスコットやマーチャンダイズを通じて独自のブランドイメージを発信し続けています。これにより、学生や卒業生は自分の所属する大学への誇りを示すことができ、大学の文化や伝統を広く世間に伝えることができます。特に、スポーツイベントや学内行事においては、これらのグッズが一体感を生み出し、学生やファンが一つのチームとして団結する助けとなっています。

また、UCシステムの公式グッズは、単なるファッションアイテムにとどまらず、大学のブランディング戦略の重要な一環として機能しています。

皆さんもアメリカに来た際には、自分のお気に入りの学校とマスコットを見つけて、ぜひグッズを手に入れてみてください!




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