【注意喚起】“公式っぽいメール”にご用心!— Statement of Information の偽装メール
- Mitsu Itakura

- 7 日前
- 読了時間: 3分
今回は、年々増加している詐欺まがいのEメールについての注意喚起です。
先日、弊社に 「Your California Statement of Information is due…」 という、いかにも “州からの公式通知” のようなメールが届きました。ロゴもそれっぽい。文章ももっともらしい。緑のボタンを押したら、すぐに手続きできそうな雰囲気。
でも、よく見ると…… これは「民間の第三者業者」からの営業メールでした。

■ 公式っぽいのに「公式じゃない」
こんな感じの手紙やEメールは、アメリカの会社経営者や事業者なら一度は目にするものかもしれません。 会社情報を州に提出する Statement of Information は、確かに毎年/隔年で提出が必要です。
しかし今回のメールは、 州政府(California Secretary of State)とは完全に無関係。
それなのに、
公式通知のようなレイアウト
差し迫った期限を強調
「今すぐ手続きしましょう」という誘導
そして最後に “File Statement of Information” ボタン
と、まるで本物に見えるつくりになっています。
クリックするとどうなるか? 答えはシンプルで、代行手数料の高い外部サービスへ飛ぶだけです。
(もちろんすべてが「詐欺」ではありませんが、知らずに使うと余計な費用を払うことになります)
■ 本当に必要な手続きは、ここだけ
Statement of Information の提出先はただひとつ。
▶︎ 公式サイト: https://bizfileonline.sos.ca.gov/
ここ以外から “提出” ができると書いてあっても、それは「提出代行サービス」であって、州政府ではありません。
■ どうやって見抜く?
完全に防ぐのはむずかしいのですが、次の3つをチェックすると判断しやすくなります。
① 州務長官(Secretary of State)のアドレスか?
.gov で終わっていなければ要注意。
② 差し迫った期限を強調していないか?
偽装メールは「今すぐ」「急いで」という感じで煽って焦らせる表現が多いです。
③ ボタンのリンク先 URL を確認
クリックする前に、カーソルを乗せてリンク先を確認。 見知らぬドメインならスルー推奨です。
アメリカでビジネスをしていると、こうした “公式を装ったメールやレター” が頻繁に届きます。弊社も気をつけつつ、被害者として 不必要な費用を払わないように、安心してビジネスに集中できるように、こうした情報は随時シェアしていきます。
■ まとめ
公式っぽいメール → 実は民間の第三者業者の可能性を疑う
州政府の Statement of Information は gov サイトからのみ提出
怪しいと感じたら、まず調べる/誰かに相談する
それでは、みなさま GOOD LUCK!!
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