プログラムを学ぶ時は何かを作るのが一番効率的です。私が新しい技術を学ぶ時も、とにかく体を動かして何かを作ってみます。ただし、作りたいものが思い浮かばない事もあると思います。今回はそんな時にどうすべきかを書いてみたいと思います。
もし就職のためにプログラムを学びたいなら、将来働いてみたい会社で使われる言語およびフレームワークを勉強するのが良いと思います。例えば言語でいうとFacebookはPHP(およびその亜流)ですし、クックパッドはRubyです。クックパッドはRuby on railsというフレームワークを使っていますので、このフレームワークを勉強することになります。この時にクックパッドを自分で作ることを目的とすると良いと思います。
繰り返しになりますが、プログラミングに完璧な答えは存在しません。その時に最適な答えを模索する必要があります。この時に「実際に動くアプリ」という答えに向かって努力することが大事です。また、既存のアプリを自分で作る場合は、そのアプリで自分の気に入らない所を改良しながら作ると、将来の就職面接で役に立つと思います。
なお、その会社がどんな技術を使っているかは、会社の募集要項を見れば大体わかります。昨今では会社オフィシャルのブログで使っている技術について説明していることもあるので、それからも知ることが出来ます。
全く作りたいものが無く、就職したい会社もない場合は、色々な言語のチュートリアルを試すと良いと思います。この時、読むだけだと挫折します。かならず自分で動かしながら試して下さい。それでいまいち分からなかったら別の言語を試してみましょう。言語によって癖があるので、一つ分からないと他も全部分からないという事はありません。チュートリアルのわかりやすさなどもあります。
前回紹介したように、特定のアプリを作りたければそれに適したフレームワークのチュートリアル(例えばRuby on rails)を勉強することになります。もしフレームワークのチュートリアルが分かりづらかったら、まずはその言語(例えばRuby)を勉強してみて下さい。この時もあくまで目標はアプリを作ること、短期的にはチュートリアルを理解することです。隅から隅まで100%理解する必要はありません。とにかくマニュアルにそって自分でプログラムを動かして下さい。
プログラマが勉強するときに「写経」といって、ほかの人のプログラムをとにかく書いて動かす事があります。私は今でこそ仕事でプログラミングしていますが、初めは全くわかりませんでした。しばらく見よう見まねで教科書のプログラムを書いているうちに、「あぁそうか」と理解出来る瞬間がありました。これは自転車の運転が突然出来るようになる感覚に似ています。そういう意味でも粘り強く続ける事が必要だと思います(私の頭が悪いだけかもしれないですが)。
プログラミングが出来る環境を整えるのは初心者には難しいかもしれません。ただし今はそういう時に便利なサイトなどがあります。次回はそのようなサイトの紹介をしたいと思います。
Written by plsplsme
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