アメリカと日本で気づいた日常の違い
- Karyo Sugimoto
- 9月19日
- 読了時間: 5分
こんにちは、アメリカに留学をしているkaryoです。今回は日本とアメリカ、どちらの国にも住んだことがある私ならではの体験そして両方に住んでみて日常の違いなどを紹介していければと思います。私自身もアメリカに来た当初は「日本とアメリカでこんなに違うの!?」と少し戸惑った経験が多かったのですが、時間が経つにつれて「日本らしい良さ」と「アメリカらしい良さ」の両方を感じるようになりました。今日はその中でも特に印象に残っている日常の違いを紹介します。
目次
1. 映画館:場を尊重する日本/感情を共有するアメリカ
日本の映画館はとても静か。観客一人ひとりが他人に迷惑をかけないように配慮しながら、映画の世界に入り込んでいます。映画が始まる前にもよく注意事項などがよく流れる。映画に集中するからこその静けさは、日本人ならではの「場を尊重する文化」だと思います。 一方アメリカでは、観客が声を上げて笑ったり叫んだりしながら映画を楽しみます。”この感情をみんなと分かち合いたい”というエネルギーを感じる瞬間です。まるで映画館全体が一つのコミュニティになったようで、そこにアメリカの「表現する文化」が表れています。私も前にアメリカの映画館に友人と映画を見に行ったのですが、盛り上がる場面は見ているみんなが笑ったり叫んでいたりしていました。キャラクターの名前を叫んでいたり、見ているみんなが楽しんでいました。
最近の映画で特に有名な例でいうとマインクラフトの映画がわかりやすいかと思います。

2. 公共交通機関:静けさの日本/会話が生まれるアメリカ
日本の電車の中は本当に静か。本当に公共交通機関で寝れる安心感と静けさがあるのは日本だけだと思います。「他人を尊重するそしてマナーを守る」ことが当たり前になっているのは、日本ならではだと思います。 アメリカでは、車内での会話や電話は日常茶飯事。知らない人に話しかけられることもあり、最初は驚きましたが、慣れると慌てることもなく、そこから会話を広げていくことなんかもあります。自身が電車に乗った際には後ろの方でずっと電話をしている方、家族で喋っている方、隣の席の初めて会った人と会話している人など様々です。知らない人とずっと話し、人と人との距離を縮める雰囲気は、アメリカの魅力だと思います。有名な例はニューヨークの地下鉄でよくダンスや楽器を演奏している動画が見られます。 ニューヨークの地下鉄:https://www.youtube.com/watch?v=RPjL909DiVI

3. 近所づきあい:そっと見守る日本/オープンなアメリカ
日本では、近所付き合いは必要以上に干渉せず、距離感を大切にします。これは「相手のプライバシーを尊重する」という日本のマナーの一つでもあるのかなと感じます。これは地域によっても変わってくると思いますが、ある程度の距離感を大切にしてというのが日本の一般的なのかなと感じます。 アメリカでは、ゴミ出しや庭仕事のときに”Hi!”と声をかけ合うのが自然で、時には立ち話が始まることも。オープンに人と関わり合うことで安心感を生むのがアメリカ流だと感じます。私がホストファミリーの家に滞在していた時にはよく近所の方がホストファミリーの家に来て会話をしてくれたり、一緒に食事を楽しんだりと私の体験ではオープンな方が多いイメージでした。

4. 時間感覚:正確さの日本/柔軟さのアメリカ
日本は「時間を守ることが礼儀」という意識が強く、約束の時間をきっちり守るのが当然。相手を尊重する心が時間感覚に表れているのだと思います。日本人には五分前行動というのがあり、早め早めに行動をするという礼儀があります。 アメリカは時間に対してもっと柔軟で、多少の遅刻も「仕方ない」と受け入れられます。その分、ストレスが少なくて気楽に過ごせる面があります。よく友人の間でこの時間に集まってというと誰もその決まっていた時間に来ずに10分から20分程度遅れてくるイメージです。時間を厳守する日本の誠実さも、時間に縛られすぎないアメリカの自由さも、どちらも魅力的です。
5. 友人との付き合い方:ゆっくり友情を深める日本/広くオープンなアメリカ
日本では、友人関係は時間をかけて信頼を築いていくもの。初対面の時にはあまりグイグイ来ずに徐々に相手を理解していくうちにどんどん打ち解けていくというの日本の友人との付き合い方かなと感じます。深い関係を長く大切にするのが日本の良さです。 アメリカでは、初対面からフレンドリーに接してくれて、パーティーや集まりに気軽に誘ってくれることが多いです。そこには誰でもウェルカムという温かさがあります。ただし広く浅くになることも多く、日本のようなじっくりとした関係づくりとは少し違います。静かに深める友情も、オープンに広げる友情も、それぞれに価値があると感じます。

まとめ
こうして振り返ると、日本は尊重する文化、アメリカは表現する文化が日常の所々に表れていると感じます。日本の「周りに迷惑をかけない思いやり」も、アメリカの「自分の感情を素直にシェアする姿勢」も、どちらも素敵な価値観です。 両方の国で実際に過ごしたことで、私はどちらかが正しいではなく、それぞれの良さを認め合える心の余裕を持てるようになりました。最初の方は文化の違いから、戸惑ってしまったり、慣れないことも多かったですが、今では、日常の小さな出来事さえ文化の違いを見つけて友人と日本はこうなんだよといった文化交換をしたりなんかもしています。
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