ブランドにストーリーは本当に必要?
- Sarah

- 22 時間前
- 読了時間: 4分
— 消費者として感じる「好き」と、ビジネスとしての「効く理由」
「このブランド、ストーリーがいいよね」という言葉。
でも正直、ストーリーがないとブランドは成立しないの?それとも、ただのマーケ用ワード?
今回は
消費者として「つい好きになる瞬間」
ビジネスとして「なぜストーリーが売上につながるのか」
この2つの視点から考えてみました。

【Part 1】消費者視点:なぜ私たちは“ストーリーのあるブランド”を好きになるのか
1. 機能より「共感」で選んでしまう
今は、服もコスメもカフェも、機能だけなら、正直どれもそれなりに良い。
だから最後の決め手は、「なんかこのブランド好き」。その「なんか」を作っているのが、ブランドの背景・価値観・始まりの話である気がします。
2. ストーリーを知って好きになったブランド例
ストーリー:プロアスリートの不満から生まれた“走るシューズ”
元プロトップアスリートが、「走るために本当に必要な靴がない」という課題からスタートしたブランド。
CloudTec® クッショニングなど独自テクノロジー
デザインと機能が両立
SNSでファンとの距離を近く保つ
消費者目線
“普通のスニーカー”より高くても「理由がある」から納得して買ってしまう。
ストーリー:すべての体型にフィットするインナーウェア
創業者自身の体型への悩みから「誰もが心地よく着られる下着」を追求したSKIMS。多様性・包括性(Inclusive)のメッセージが強く、単なるファッションから社会性を感じさせる。
消費者目線
「自分の体を受け入れていいんだ」という感情的共感が購入につながる。
ストーリー:環境配慮 × 健康
大豆・乳よりも “環境負荷が低い植物性ミルク”という価値提供が強いOatly。
独特なパッケージと広告コピー
環境問題に真正面から向き合う姿勢
コーヒー文化にうまく入り込んでいる
消費者目線
商品を買いながら、“環境配慮に参加している感”が得られる。
3, 日本発も負けてないブランド例
「ブランドを消す」ためのブランド
元々は「メーカーの過剰包装へのアンチテーゼ」
ロゴを目立たせない
商品説明は機能と理由のみ
ビジネス的に面白い
ストーリーを語らないこと自体がストーリー → グローバルでも通用
ストーリー:スープ×日常の幸福
一杯のスープにこだわり →「日常の幸せ体験」まで売りにしたブランド。
季節感あるメニュー
食のシンプルさと丁寧さ
消費者目線
“ちょっといい今日”を買う感覚。
4. ストーリーは「買った後の満足度」を上げる
同じ値段・同じ品質でも、
ストーリーを知って買った商品
何も知らずに買った商品
前者の方が、満足度が高く感じることが多い。
「いい選択をした」と思わせてくれるのも、ブランドストーリーの力。
【Part 2】ビジネス視点:なぜブランドにストーリーが必要なのか
1. 価格競争から抜け出せる
ストーリーがないと:
比べられるのは価格
勝負は「安さ」だけ
ストーリーがあると:
比較されにくくなる
「このブランドだから」が成立する
→ 利益率を守れる。
2. マーケティングコストが下がる
ストーリーがあるブランドは:
SNSでシェアされやすい
口コミが生まれやすい
ファンが勝手に語ってくれる
広告費をかけなくても「語られる存在」になる。
3. 社内・採用にも効く
ブランドストーリーは、実は外向きだけじゃない。
社員が「何のために働いているか」理解できる
採用時に価値観が合う人が集まる
→ 組織の一体感が生まれる。
4. ただし「作った感」は逆効果
重要なのは、それっぽい物語を作るのではなく、実際の背景を言語化する
今の消費者はとても敏感で、薄いストーリーはすぐ見抜かれる。
【結論】ストーリーは「必須」ではない。でも…
なくても商品は売れる
でも、長く愛されるブランドにはほぼ必ずある
ストーリーは「商品を売るため」だけじゃなく、選ばれ続ける理由を作るものな気がします。
おわりに
アメリカで生活していると、「ブランドが何を大切にしているか」を本当によく語る文化だなと感じます。
それを知ると、ただの消費が、ちょっと意味のある行動に。
次に何か買うとき、「このブランド、どんな話を持ってるんだろう?」って一度考えて調べてみるのも、結構面白いですよ。
皆さんも次からの買い物に役立ててみてくださいね!

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