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ゼロハチニュースの過去コラム:2020年下半期

前回の 2020年上半期 に続き、2020年下半期。

ゼロハチロック のニュースレター:ゼロハチニュースにだけ掲載していた過去のコラムを、

「出発点」を思い出しながら自分が読み返すための備忘録も兼ねて、ここに公開していきます。


2016年1月の起業時から毎月欠かさず書いてるこのコラム(結構しんどい!笑)、

ちょっとだけ自分の日記を晒すような恥ずかしさもありますが、読んでくれると嬉しいです。




------------- Vol.54 配信日:7.30.2020


抽象的であることのメリット。


理念やビジョンは抽象的でいい・・いや、抽象的であるべきだ。

「抽象」は、一見わかりにくいように思うけど、より本質を捉えられるというメリットがあるんです。抽象的だからこそ汎用性があり、幅広い問題に対して判断基準の軸となる。


数値目標や現場での問題解決の話し合いでは具体的・現実的な表現が求められる反面、指示が具体的であればあるほどマニュアルとちがう問題が起こった時、臨機応変に対処できない人がでてしまうってことありますよね? 大きな組織運営においては、ルールで縛れば縛るほどそれをかいくぐってくる人もいて、いたちごっこをするだけで問題の本質は解決されずお互いが疲れるし、Hateが生まれてしまう原因にもなる。


どんな状況でも各自がその基本理念に合わせて考え判断し行動を決めることができれば、細かいルールやマニュアルも不要になるし、様々な状況や時代の変化にも適応できるスピード感も持てると思います。


ではどうやって「理念」や「ビジョン」を作るのか?

仕事を通して、社内やチーム間のやり取りの中で生まれた共通意識や価値観があります。もしくはお客様とのやり取りの中で見えたもの。それを大切に育てていくこと。時間軸をクロスさせて人材育成や会社の成長、そして自分の成長も見据えた時に、理念やビジョンが見えてくる。それが企業文化、哲学、世界観となって行くんだと思います。


より高い視点から俯瞰して見ることで、視野が広がり遠くを見通せるから。

この時代の過渡期、今一度あなたの会社の企業理念やビジョン、また個人の人生指針を考えてみる良い機会かもしれませんね。 板倉



------------- Vol.55 配信日:8.31.2020


所属から繋がりへ。


会社や部署などのいわゆる肩書き的なステイタスの威力はだんだんぼやけてきた。

副業もあたりまえ。部署も会社も跨いだプロジェクトベースの仕事の方がスピードやフレキシビリティーを持てる上に無駄なコストがかからない。オンラインで出来る仕事、デジタル領域に近ければ近いほど顕著で、今後もそれは加速していく。


ビジネスとしての場所(オフィスや店舗)も同じことが言えるかもしれない。オフィスに関しては、ネット環境があればどこにいても同じっていうスタイルが当たり前になりつつある。小売店舗は立地が大事だったけど、リアルに人が来れない / 来る必要がないのならオンラインが主戦場となる。


社名も肩書きも立地もあんまり意味がないという状況になった時、「所属」というものに依存してしまうよりも、その枠を超えたたくさんの「繋がり」を持った存在の方が、より生きやすい世の中になるだろう、なんて考えるのでした。


そして「繋がり」を創るためには、自分の「好き」をしっかり突き詰めて技術を磨き、その想いを伝えるために継続的に発信せねばと思うのであります。 板倉



------------- Vol.56 配信日:9.29.2020


エネルギーの有効活用。


何事も「よし、やろう!」と思った時が一番エネルギーがある。すぐに動き出しながら思考を深めていって次へ次へと新しいアイデアに繋げていかない限りどんどんエネルギーが落ちていく。「思い立ったら即行動」の本当のポイントはそこにあるんじゃないか?!

思い立ったその時をピークに、それに対するエネルギーは下降線を描いて減っていくので「後でやろう」とか「いつかやろう」をしていると、いざその時になってもやる気がでなかったり面倒になってしまう。大事なのは、発想→決断→行動のスピード感。「よし、やろう!」と思った瞬間により近い時間からの行動が、より効率的にエネルギーを使えるし、勢いがあるので楽にそれを達成できる。たとえそこで失敗しても、まだエネルギーがあるうちに「じゃ次はこうしてみよう」って次のアイデアや行動に繋がっていくのだ。


「さて今月のニュースレターのコラムを書こう!」と思い立ったら、すぐにパソコンのテキストエディターを開き、速攻書き始めるのがコツなのです。ほら完了!笑 板倉



------------- Vol.57 配信日:10.29.2020


個体→液状化する世界なら。


「情報」、最初は美しいせせらぎのようなものだったかもしれません。しだいにそれが川となり、今では大洪水のようにあっちこっちから流れて出てその量はさらに増え続けている。フェイクや嘘もごちゃ混ぜの濁流となったまま海に流れ込んでいるので、静かで穏やかな美しい場所を探すのは昔より難しくなってきましたね。


少し前に「所属から繋がりへ。」というコラムを書きましたが、部署も会社も跨いだプロジェクトベースの仕事の方がスピードやフレキシビリティーを持てる上に無駄なコストがかからないので、会社という枠を超えた「繋がり」が重要視されるようになる。場所、肩書きや所有という固定されたステイタスは崩れ、「人」は自由によりスムーズに移動できる身軽さと時代に合わせて変化できる柔軟さの方が魅力的な時代へ。


「情報」や「人」、「モノ」や「カネ」も流動性を持ち液状化していく世界なら、その荒波を乗りこなすサーファーのように生きていかねば。

「そうだ、サーフィンしよう。」 板倉



------------- Vol.58 配信日:11.30.2020


「豊かさ」の再定義。


高級車に乗って、高級ブランドの服とジュエリーで着飾って、高級クラブのパーティーにお出かけ・・・なんてことができない世界になってしまった2020年。「ラグジュアリー」に魅せられていた憧れや羨望や嫉妬みたいなものも、今となっては中身は空っぽの風船。

あの有名なCoco Chanelの言葉として、”There are people who have money and people who are rich. / 世の中にはお金持ちと豊かな人がいる" というのがあるそうです。


本当の豊かさってなんだっけ?

お金があるとかないとか。稼いでるとかそうでないとか。結婚してるとか独身だとか。子供がいるとかいないとか。顔がいいとか背が高いとか。痩せてるとか太ってるとか。成功してるとかしてないとか。性格がいいとか悪いとか。友達が多いとか少ないとか。

そんなこんなから一切自由でいることではないか?


他人と比較しても意味がないことを知れば、何にも束縛されない自分軸ができる。もちろん健康で食べるに困らず暮らせる環境があってこそなんだけど。幸せって意外と身近にすぐそこにあったんだ!って気付けることそのものが「豊かな人」の最も大切な感覚なんだろうなぁ。板倉



------------- Vol.59 配信日:1.05.2021


「風の時代」は桶屋が儲かる!?


2021年、巷では地球が250年ぶりに迎えるパラダイムシフト「風の時代」の幕開けと言われていますね。今まで続いてきた「地の時代」からの大きな移り変わり。物質的な豊かさや生産性・安定などに象徴された時代から、知性や繋がり・自由や革新という流動的で捉えにくいものに価値が見出される時代へ。イメージとしてはまさに個体→液状化する世界へと変わっていく過渡期なのかもしれませんね。そう言われてみれば、奇しくも2020年のコロナ禍によってその変化が浮き彫りになった気もします。


さて、そんなことで思い出したのは「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざ。あれがこうなって、こっちがこうなるから、最終的にこれが儲かるんじゃないの?っていう仮説。皆さんも、考えたことありますよね?でも結局、未来は誰にも分かんなくて最終的な答えは出ないから、目の前の仕事に追われて日々過ぎていくと言うパターン。笑 そこで改めて気づいたこと。儲かりそうなものを探すよりも、”自分の価値とその届け先” を見つけるべきなのでは?


自分が提供できる最大限の価値を詰め込んだギフト、それを求め必要とし最高の価値と認めてくれる誰かに届けること。うん、最も自然でしっくりくる。「自分の価値」そしてその「最良のお届け先」。これを見つけ再定義することを今年のミッションとしよう。板倉


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Posted by mitsu



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